信州酵母豚を選んでもらう為に|焼肉しゃぶしゃぶ「ぶう」#2 花岡 伴健

調理師になった理由

思い返せば、中学生の頃から食への関心は高く持っていたと思います。なので高校は普通科ではなく、食品加工科に入りました。そして、卒業後は東京の専門学校へ行きました。
私は、親が片親だったこともありますが、当時は、今ほどモノが無かったので、食べるものに困った。食べるものが無いので、自分で作る。作るなら美味いものを食べたい。自分で美味いご飯が作れるように料理師になりました。

専門学校を卒業後、和食、中華、洋食、デザート、焼肉屋など多くの業態を経てこのお店に来ました。一般的な人より転職の数が多いと思いますが、今まで必ず目標を立てて転職をしてきました。大変なことも多くありましたが、目標があったからこそここまで続けてこれたと思います。その目標を必ずクリアしてから転職してきましたので、色々な技術、知識を得てここまで来たと思っています。

信州酵母豚への想い

信州酵母豚は、生産者がこだわって作ってくれている。酵母飼料を使って、お肉の臭みが無いように作ったのが信州酵母豚です。色々な調理法で楽しむことができますが、豚本来の旨味、味を楽しめるしゃぶしゃぶがオススメです。そういう意味でお店としてはしゃぶしゃぶを推したいと思っています。
ですが、お客さんに飽きられないよう、加工しても美味しい豚肉を目指しています。例えば、バラ肉を使って生姜焼きを作ったり色々な挑戦をしています。
お店の役割は生産者さんが育てた酵母豚を、お客さんにさらに美味しく提供すること。
挑戦は終わらないと思います。

また、一般的に豚肉は牛肉よりランクが低いようなイメージが付いていると思います。
でも、そのイメージを覆したいと思ってやっています。
百種類もある豚肉の中で負けないようにしなきゃならないということです。
この多くの品種の中で酵母豚を選んでもらう。

豚肉のブランド肉というとアグー豚とかイベリコ豚はすぐイメージできるかと思いますが、そういう有名な品種に肩を並べれるように、信州酵母豚もやっていきたいと思っています。

そして、酵母豚は他の豚肉と比べて何が良いのか。そういうところまでお客さんには知ってほしいと思います。
もちろん輸入の豚肉を使えば安く提供することができます。それでもこの信州酵母豚は栄養価が高くて、美味しいんだよってことを広めたいと思っています。
「焼肉しゃぶしゃぶ ぶう」でしか食べれない信州酵母豚をどんどん推してやっていきたいと思います。

お客さんの為に

焼肉の肉は全てお店でカットしています。手切りです。大変なんです。(笑)
真空冷凍したものを並べるだけではありません。それをやっているのは大手チェーン店。


冷凍して解凍したお肉はどうしても旨味が逃げてしまいますし、それではお客さんも納得できない。そこをあえて手で切って、部位分けをして、お客様に説明できるようにやっています。内臓から何まで手で切ってる。そこまでやらないとお客様は満足してくれないと思っています。
チェーン店には負けたく無いよね。

最後に一言

信州酵母豚を食べにきてください!ご来店お待ちしております!

「自分のお店、やっぱりやろう。」|Wine Cafe「Sarto」木下 真奈美

「妹と一緒にお店をやりたい。」

出身は松本市です。就職も地元でしましたが、その後、東京へ転勤になり、それから7年程働きました。その中で気持ちの変化があったんです。
仕事はやりがいもあり、不満があったわけではなかったのですが、地元に帰りたい想いが強くありました。そして、松本に帰るのならば、「妹と一緒にお店をやりたい。」と考えていました。
妹のちーちゃんは長野でずっと飲食業をやっていました。お店をやるためにはもちろん自分も知識をつけなければならない。仕事と並行しながらフードコーディネーター、料理やお酒についてなど飲食店開業に役立つ資格の勉強をしていました。

修行を積む度に

それから長野に帰ってきたのが36歳ぐらいの時です。
今まで飲食店でアルバイトもしたことがなかったので、いきなりお店「ワインカフェ Sarto」 を出すなんて甘い世界ではないと思っていました。そんな想いから、アルバイトを始めます。最初は松本の飲食店。そのお店の取引先に、それからしばらく働くことになるイタリア料理店がありました。アルバイト募集の張り紙を見つけ、働かせてもらうこととなり、当時は、2店舗同時に働いていました。


しかし、働いているうちにもっとワインの勉強をしたくなり、イタリア料理店一本で働くこととなります。
そのお店では姉妹店での勤務も含め6年程働いていました。自分の中では、ソムリエになるきっかけとなったオーナーとの出会いから始まり、今でもお付き合いのある当時のお客さんや一緒に働いていた同僚、同業種で先々お世話になる方々など、様々な人達に出会う機会となり、確実にターニングポイントとなったお店です。大変なことはたくさんありましたが、本当にこの店に出会えてよかったと思っています。
しかし、ここで働いているときはお店をやろうという気持ちはどこか消えていました。最初は「お店をやろう。」と思ってこの世界に入ったのにです。働けば働くほど「まだまだスキルが追いついていない。」と感じていました。ソムリエの資格を取ったからってワインを知った気になっているけど、飲食業に入ってまだ数年。それでお店を出すなんてそんな甘い世界ではないと思っていました。「もっと色々なことをできるようにならないと、もっともっと勉強しないと。」とずっと思っていました。

「自分のお店、やっぱりやろう。」

イタリア料理店を辞めた後、飲食業は離れていましたが、地元で開催されるワインのイベントはずっと手伝っていました。そのイベントでワインを案内している時に、来場したお客さんが私の事を覚えてくれていて、「以前、お店でワインを色々教えてもらって嬉しかったです。」「去年もワイン案内してもらったんですよ。すごく美味しかったので、今年も案内してください。」と言っていただけることがありました。その時に「私、やっぱり接客の仕事が好きだから、やらなければダメだ。」と強く感じました。同時に、「自分のお店やっぱりやろう。」と。


妹のちーちゃんには毎年毎年「お店やらない?」と伝えていました。しかし、「お姉ちゃんとやりたいお店が違うからやらない。」「まだそのタイミングでない。」とずっと断られていて、、。
でも自分の中で心境の変化もあり、もう一度「ちーちゃんやろうよ。」と誘ったところ「じゃあ、やるか。」と折れてくれたんですよね。(笑)それでようやく一緒にお店をやる事となりました。
自分がお店をやろうと思った時にどうしてちーちゃんを誘ったかというと、料理を100%信頼して任せられるのはちーちゃんしかいないと思ったからです。ずっと断わられていたら一人でつまみ程度の料理を細々とやっていたと思います。(笑)
決してトントン拍子で来たわけではない。紆余曲折もありながらここまできました。

美味しい料理と美味しいワイン

ワインを出すことは決めていました。ワインは気軽なテーブルワインのようなものから、ちょっと手を伸ばせば飲める高いワインも取り揃える。多種多様なワインが飲めるお店を意識しました。
そして、ちーちゃんは料理は和洋なんでもできる(彼女なりの努力はかなりあったと思います)ので、ジャンルにこだわらない料理でワインと相性の良いもの。美味しい料理と美味しいワインは絶対にセットでありたい。そんなお店を目指していました。


いつもキッチン側からお店全体を見ると、みんな楽しそうに食べて飲んでいる。その度に「私はこういう場が作りたかった。」と思います。
お客さんの家族の形態が変わっていくのも嬉しいです。昔は独身だったけど、結婚して子供ができ、今度は家族で来店する・・・お店の歴史と共にお客さんの変化を感じることができるのはとても嬉しいです。
また、姉妹でやっているのでアットホームさが売りとも思っています。
若い人に来て欲しい!(笑)若い人にいっぱい来て欲しいと思っています。ワインってそんなに難しい飲み物ではないことを伝えたい。わからないことは会話をしながら楽しんでいただければと思います。
気軽に手に取ってもらいたい飲み物であって欲しいと思っています。

「翔のワイン売るね。」

週末お店でバイトしてくれている翔君とは、当時イタリア料理店で一緒に働いていました。彼はソムリエをとる勉強をしている時に「自分でワインを造りたい。」と思うようになり、ソムリエをとった後にお店を辞めて、須坂のワイナリーで働き、ワイン造りとブドウ栽培を経験。さらに地元が安曇野でもあるので安曇野のワイナリーでも勉強し、去年の11月に自分のワイナリーを作りました。


その時はまだワイナリーはできていませんでしたが、以前一緒に飲んだ時に、「ワインの勉強して、自分でワイン造ります。」と伝えてくれたことがあります。その時に「じゃあ、私がいつか自分のお店を出した時に翔のワイン売るね。」と返しました。実際に自分がお店をやることになって、そのワインを実際にお店で売っている。当時は夢を語っていただけだったんだけど、現実になった。その瞬間がとても嬉しかったのを覚えています。

母の作る唐揚げ

一回召し上がったお客さんは次に来店されても必ず頼むメニューですが、オープン当初はメニュー入りしておらず、ある時お客さんからのリクエストで作ったらこれが大好評。その次の日からメニューに入れることになりました。私たちの母が唐揚げが上手で子供の頃から大好きな料理でした。お店で出している唐揚げはニンニクが入っており、お酒に合うメニューになっていますが、その味に似ています。家族が多かったので、毎回「お母さん、唐揚げ何個ずつ?」と聞いて取合いになっていました。私たちも一番好きなメニューだし、思い出の料理です。

最後に一言

美味しいワインと美味しい料理を用意して皆さんをお待ちしております!

みんなのイルカラ #6 ANOTHER LOUNGE@松本

みんなのイルカラ #6
ANOTHER LOUNGE
@chocolanko さん

私は元々洋服屋というか、洋服屋の接客が苦手です。
特に女性の服のお店でよくある声かけ「私もこの服持ってるんですよー」、「この服人気で残り少ないんですよ」という毎回聞く言葉や試着をした際の対応などが。

アナザーラウンジさんは、夫が服好きで、付き合っていた頃、デートで伺ったのが初めてです。
当初はメンズ服のみの取り扱いで、オーナーの矢口さん一人で経営されていました。
初めて伺った際に、張り付きの接客や定型文のような声かけをされず、ゆっくり服を見れたことが印象的でした。
セレクトショップなので、あまり聞いたことのないブランドの洋服が多かったのですが、そのブランドの服のコンセプトやデザイナーさんについてのお話も興味深く、気になった服を夫が試着した際も、どのように着こなしたいかや、サイズ違いでの服の見え方なども確認しながら、納得のいく服の選び方を教えてもらいました。

また、一度買った服を覚えてくれているので、次に服を買うときに、似た感じで合わせやすいのはこの服、違う印象にしたいなら、こんな感じはどう?などの提案もしてくれます。
流行のみを取り入れた服を扱っているわけではないので、次の年にもそれを活かして新しいアイテムを取り入れることができ、長く着ている服だと10年以上着ています。
夫の私服(仕事はスーツなので)はほぼアナザーラウンジの服です。

最初に訪れてから13.4年ほどですが、その間に店舗が二階から同じビルの一階へ移動し、アナザーラウンジの常連だった鎌倉君が店員になり(現店長です。この話も聞くと鎌倉くんの情熱がすごいなぁと思います)、そしてレディース服の展開が始まってから、女性目線も取り入れたいと伊藤さんが店員になり、男性2名、女性1名の今の体制になりました。

レディース服の取り扱いが始まってからは、私もお世話になっていますが、先に述べたような苦手な対応は一切なく、今回はやっぱり見送る…といったときも、嫌な顔もされないので、何も買わずに3人と話だけして帰ってくることもあります。

また、アナザーラウンジへは、夫と行くことが多いのですが、サプライズでプレゼントしたいときにこっそり1人で行き、服や小物を選んでもらうこともよくあります。
そんな時も、夫の好みや持っている服から考えての提案をしてくださるので、失敗したことがないです。

服に対しても人に対しても真摯な対応をされる3人が作り出す空間はとても居心地がよいです。

過剰な割引やタイムセールみたいな服の売り方はしませんが、3人の選んできた洋服が売れ残ってしまい在庫過多ということはないお店です。

むしろプロパーで売れてしまうほうが多いのかもしれません。気になっているけど、少し検討…と思って次に行くともうない?ということも多々。

服を愛する人たちが集まるステキなお店です。

変わらない味と変わらない接客|焼肉しゃぶしゃぶ「ぶう」 #1 田下 悦子

「人と関わる仕事がしたい。」

出身は木曽です。高校卒業時に「パソコンを使えるようになりたい。これからは一人一台パソコンを持つ時代になる。」と考えていました。
その為、高校卒業後は名古屋の専門学校へ進学します。パソコン関係の勉強をする学校で、プログラミングやホーページ制作をしていました。この2年間は刺激的な時間でした

卒業後は地元に戻り、電気設備工事の会社で図面を書いていました。働いていたのは3年ほどです。当初は楽しく仕事をしていましたが、やりがいを感じられなくなった事が大きなきっかけです。それは元々学生時代に接客業をやっていたこともあり、「人と関わる仕事がしたい。」と思うようになってきたからです。

「会いに来たよ!」

退職後はこの想いを大切に次の仕事を模索していました。その中で、「焼肉しゃぶしゃぶ ぶう」のオープニングスタッフ募集を文字を見て、働き始めることになりました。自分から望んだ仕事ではありましたが、最初は精神的にも体力的にも過酷な日々でした。新規オープンでしたので停電が起きたり、料理の提供が遅れたりと、お客様から大クレームを受けることもありました。休み無しでずっと働いていましたね。心の挫折もあり、「辞めようかな。」と考えることも多くありました。


そんな中、自分の顔を覚えていただき、会いにきてくれるお客様がいることは励みになりました。お客様から「会いにきたよ!」と伝えてくれる事はとっても嬉しかったです。このような経験から人と繋がりを持てる飲食業は素敵な仕事だと強く感じました。

自分らしさを

焼肉、しゃぶしゃぶだけでなく、自分も商品だと思って仕事をしています。マニュアルには捉われず、自分らしさを出した接客を心がけています。
また、お店としては、お客様に安心して帰ってもらうことを大切に、いつ来ても変わらない味と変わらない接客を心がけています。この目標を達成するためにどんな事があってもその先にはお客様がいるという事は従業員全員で頭に入れて日々の営業をしています。

お客様にはこのお店に来ることで心と体の回復をしてもらいたいと思っています。この場所で美味しいものを食べてもらい「明日から頑張ろう!」と思ってもらえる原動力になって欲しいと思っています。このお店で楽しい時間を過ごしてもらいたいと思います。

色々辛い事があってもお客さんの一言によって自分が成長できる。それが私の仕事の原動力です。

これからお店のことをもっと色んな人に知ってもらいたいと思っています。生産者さん始め、スタッフ、お客様と作り上げて行くお店だと思っています。
また、安心、安全の食材を使っていますので、多くの人に食べてもらいたいと思っています。

私のプライベート

音楽が好きです。特に「Hi-STANDARD」が好きです。学生時代に友達にCDを借りて衝撃を受けてからです。ライブやフェスに行くこともあります。疲れますが、やっぱり楽しいですね!
また、お酒や食事に行くのも好きです!特にグリーンカレー、ロコモコが好きです!グリーンカレーのクセのある感じが堪らないです、、。

最後に一言

美味しい食材と素敵な接客でお待ちしております!
一度、食べに来てみてください!

みんなのイルカラ#5 無奏天生

みんなのイルカラ #5
無奏天生
@infoyami2ki さん

オタクの定義は何かと言われれば難しいところではありますが、このお店の店主…完全に「オタク」なんです。

今年2019年に開店5周年を迎えた塩尻市の名店「無奏天生」。

私をある意味ではいけない道へと誘ってくれた「いけないお店」の1つです。

今や広島県の名物としてすっかり定着した「汁なし担々麺」。

その名店である「くにまつ」の常連でもあった無奏天生の店主が、こだわりをもって完成させた無奏天生ならではの汁なし担々麺は長野県汁なし担々麺選手権で上位を争う仕上がりと言っても過言では無いでしょう。

汁なし担々麺の初心者に良くある「汁なし担々麺って…汁あるじゃん!」の掛け声から始まり、しっかりと混ぜるたびに汁が無くなっていく本場広島スタイルの担々麺がここにはあります。

強めに効いた辛味と華やかに薫る山椒の痺れを併せ持つ担々麺に衝撃を受けた私。

これだけのものを完成させ、私の新たな一面を見出してくれた店主に感謝の言葉を送りたいくらいなのです。

そう…私にとってこのお店の汁なし担々麺は最早「汁」だけでなく「文句」も無い最早「文句無し担々麺」…でもあります。

当初は「汁なし担々麺の美味しいお店」として無奏天生を認識されていた方も多いような気もしますが、このお店の手掛けるメニューはどれも主役級。

例えば、個人的に必ず注文するメニューの1つであるしっとりチャーシューをジャパニーズ寿司スタイルでいただく「俵チャーシュー握り」。

さらには、山賊焼きが有名な塩尻市であえて登場する「塩尻市のファミチキ」と私の中で秘かな話題を呼んだ「大きな唐揚げ」などサイドメニュー1つとっても店主のこだわりが光ります。

このお店の大きな特徴は、店名の無奏天生の「無」の字に込められた意味の通りほとんどのメニューが「無化調(化学調味料)」で仕上げられているところにあります。

店主は以前私に「化学調味料と塩分の関係性について」の講義を開いていただいたことがあるくらい研究熱心な方で、化学調味料を使えば一発で仕上がる味をあえてソレを使わずに色々な食材・知識を用いてラーメンを作り上げる難しさについて何故か嬉しそうに語っていました。

あの輝くような無邪気な顔は今でも忘れられません。

レギュラーメニューから限定メニューまで、まるで化学実験をするかのように挑戦と修正を繰り返して素晴らしいものが作り上げられています。

そう。

最早無奏天生の店主は「ラーメン界のでんじろう博士」と言っても過言では無いのです。

どちらかと言うとラーメン屋さんのイメージが先行してしまうお店ですが、以前いただいた麻婆豆富定食が絶品だったのもまた印象的です。

丸美屋の麻婆豆腐の素も勿論美味しいのですが、ここの麻婆豆富は家庭的なその味とは一線を隔した中華料理店のアノ味です。

ラーメンだけでなくあらゆる「食」と向き合い、自分なりのこだわりを貫き通すその姿勢は自分の中の「尊敬すべきオタク像」そのものであります。

無奏天生、そして店主のオタクっぷりを知れば知るほどに「汁なし担々麺の美味しいお店」というイメージを飛び越え「食に関する研究開発を進めて進化し続ける食の百貨店」と言った方がしっくり来るかもしれません。

常に想像を超えたものを提供し、また行きたくてウズウズしてしまうようなお店「無奏天生」

良い意味で「最高のオタク」がそこには居ます。

「俺より凄いオタクに会いに行く。」

さあて、またズルズルっ…とかっ喰らいにいきますかぁ!

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みんなのイルカラ#4 Little Feat

みんなのイルカラ #3
Little Feat
@s_du25 さん

私が思うリトル・フィートの良さはまず料理が美味しいです。

おつまみからご飯ものまで特別な隠し味がありそうだとか、そういうわけではないのですが素朴で優しい味が学生で一人暮らしの私には母を思い出させてくれます。
お店の雰囲気はアメリカンな感じで「松本にこんな場所があったのか!」というくらい異世界な感じなのですが、
お料理は特別派手なわけではなくお店の雰囲気からすると少し違う感じでまたそれがいいです。
私のオススメは、オムライスとオニオンフライと唐揚げです。どれも美味しいのですが必ずこれは注文します。お通しも家庭的なところが好きです。
ちなみにお料理を作っているのは女性の方で、オーナーさんのパートナーだと聞いています。

オーナーさんの人柄も私はとても好きです。第一印象は大きくて強面なおじさんでしたが、話してみると本当に優しくて穏やかな人だなと印象が変わりました。


趣味でバイクに乗っていたり、バンドをやったりしているそうです。以前、私は行けなかったのですがお店でバンドのライブをやったようです。
自分のお店で自分の仲間とお客さんと楽しい空間を創っているオーナーさんは素敵だなと思いました。きっと苦労してきたことは沢山あると思うけれど、お店の雰囲気もオーナーさん達の人柄も学生の私からしたら自分たちの世界観を持っている感じと趣味も仕事も充実しているところがとても憧れる大人です。

挫折の先に|有限会社神農素 丸山 隆英/丸山 真里子

先代の想い

出身は中野市です。学生の時に2年程東京へ出ていましたが、ほとんど長野県で育ちました。現在の仕事の前は実家が飲食店なので、その手伝いをしていました。
この仕事に就くきっかけは、もう亡くなっているのですが先代の神農素の会長が私の父で、生まれながらの畜産家だったことです。40年程畜産をやっていて、エサによって良いお肉ができることを研究していました。自ら土壌地質から酵母菌を見つけ、その酵母菌をうまくエサにできないかということを研究していました。また、酵母菌で発酵させることによって人間が残した食品残渣を再利用する事業を会社化したかったのが先代の願いでした。

父は40年間、その酵母菌をずっと温め続けており、その会社を設立すると相談を受けたときはあまり賛成することができませんでした。なぜなら、父は研究熱心なことは知っていましたが、それが世に出ることは考えられなかった為です。最後には私たち姉妹全員が、賛成をして会社を設立しましたが、その道には困難が多くありました。

挫折の先に

酵母菌を菌バンクに登録するまでに10年、特許を取るに8年程かかりました。酵母菌自体では特許を取ることができず、「どう特許をとるか。」を試行錯誤しながら探っていた日々でした。最終的には飼料を作るための過程を申請し、無事、特許を取ることができました。

特許を利用して事業を始めたのですが、実験、試験レベルを事業ベースに持っていくのにはすぐ結果が出ませんでした。エサを買ってくださる農家さんがいなかったんです。そこで一つ挫折をしました。食品残渣は沢山集まって原料はあるのに飼料を買っていただくことができない。
良いものを作っている自負ありましたが、それを証明するものがない。特許ばかり先走ってしまって、世に出すことができませんでした。
そのような経験から11年前、「自分達の飼料で自分達で豚を育てよう。」と養豚事業をやることにしました。
最初は20頭、それが40頭とどんどん増やしていくことができました。しかし、頭数が増えていくにつれて特許を取得した方法だと上手くいかない、、、。

「なんとかしなければならない。」と現社長が酵母菌をもとに色々試行錯誤をし、新しい方法を開拓したんです。それが「神農素菌」です。この経験から「特許だけでは食べていけない。」と勉強になりました。

信じ切るということ

うまくいかないことはたくさんありましたが、会社を設立して、株主さん達から支援をしてもらっていた中で「後戻りはできない。」という気持ちが強かったです。
また、自分達のやっていることに強い自信がありました。当初、商品になる豚が少なく、小さく売りにならない豚ばかりでした。その豚を引き取って私達が食べたのですが、その豚がとっても美味しくて衝撃を受けました。私は脂が苦手で豚肉があまり好きではなかったのです。しかし、育てた豚を食べたときは牛肉の脂のような脂だったので、改めて衝撃を受けました。


小さく商品にならない豚でもこんなに美味しく出来るなら、「この豚を大きくするだけで商品にすることができる。」と私もそうですし、社長も先代の父も信じ切っていたようです。
出来上がったお肉はとても美味しかったので、あとは波がなく安定して美味しい豚を育てるということだけでした。そこには「出来ないはずが無い。」という強い信念がありました。

今では、「豚肉って臭いな。」「脂がくどくて嫌だな。」と思われているお客様が酵母豚を召し上がった時に「あの豚だったら食べられる。」「今まで食べられなかったけれど食べれるようになった。」と喜んで頂けるまでになっています。
やっぱりお客様からのお声が一番嬉しいです。本当に信じてやって来てよかったと思います。

一人でも多くの方に

生産者様の中にはチーズや食パンをあげたり、ビール、日本酒をあげたりとこだわりを持って育てている方が多くいます。うちのこだわりはそのまま与えるのではなく、酵母菌で2週間以上発酵させたものを与えていることです。なので、体内吸収が良いはずなんですね。時間と手間暇をかけて飼料を作っているからこそ美味しい豚肉ができると私たちは信じていますので、その自信は強く持っています。

また、週に80頭前後の出荷をしているのですが、精肉の商品にならない豚をどうにか利用することはできないかと考えていました。豚を一頭使ったウィンナーや、ロースやバラはそのままベーコン、ポルケッタにしています。パテは「ぼたんこしょう」という中野市の名産を入れてさっぱりとした風味にしています。このように出来るだけ使えるものは皆さんに楽しんでいただく努力をしています。

その豚から出た有効発酵堆肥をまた農家さんに使って頂いて、次は野菜に還元していく。まさしくリサイクルをやっているので、多くの方に知って頂いて、ただ美味しい豚でなく、地域に貢献できる企業を目指しています。

中野市の中では徐々に酵母豚が伝わっているのですが、もっと多くの人に召し上がって頂いて、「信州といえば酵母豚」「信州に来たらこれを食べよう」「贈り物はこれにしよう」と言っていただけるように一歩でも近づけたらと思っています。
一人でも多くの人に召し上がって頂いて実感していただければと思います。

私のプライベート

食べ歩き、飲み歩きです(笑)ちょっと飲みすぎてしまうかもしれませんね、、。(笑)なんでも飲みます!昔は浴びるように飲んでたようですけど、。(笑)自宅では庭でBBQをやるのが定番になっています。自社製品も使っていてベーコンとポルケッタが人気です!

初孫が5月に生まれました。可愛いですね、、。息子、娘がとっても仲が良くて、一緒に買い物に行ったり、旅行に行ったりとしています。主人の母も一緒に暮らしているのですが、家族みんなで旅行に出かけています。

みんなのイルカラ#3 シメパフェ&SWEETS

みんなのイルカラ #3
シメパフェ&SWEETS
あん さん 20代 女性

松本のケーキ屋さんクワトロクオーレのケーキがお得に買えるのと、
店員さんが手作りで一つ一つその場で作りあげてくれるパフェが24時まで食べられるお店です。

季節のパフェは大体月に一度変わるのでそれも毎回見た目もかわいいしとても美味しいです。
何より伊藤さんの笑顔といつ行っても覚えててくれる居心地の良さが何度も通う理由です。

今は松本を離れていますが、夜に着くバスで帰省した時は他にお店がほとんど空いていない時間でも優しく迎えてくれるこのお店に行って、
パフェやケーキを食べながら「松本に帰って来たなぁ。」と実感します。

私の松本のもう一つの帰る場所です。

みんなのイルカラ #2 炭火やきとん百升亭「わ」岡田店

みんなのイルカラ #2
炭火やきとん百升亭 わ 岡田店

@yu____riko.1023 女性

「百升亭 わ」は、串ものがメインのお店なんですが、レバーが苦手な私が「わ」のアミレバーだけは食べれるんです!

臭みもなく 本当に美味しいです(*^^)
あとは、店主・店長が作る定番な料理を初め創作料理もオススメです!
そして、こんな山に囲まれてるのに出されるお刺身等は新鮮で凄く美味しいです!

北海道生まれの私も大満足です(*^^)v
お酒も店主・店長のオリジナルのがあり、毎日行っても飽きないです!
カウンターに座ればもちろんお話することができます!
くだらない話をきいてもらったり料理の事を聞いたり、恋愛の相談です(笑)
お店の従業員の方もとても優しく私はほとんど1人で行くんですが話を聞いてくれるのも本当に上手です!
お客さん同士もいつの間にか仲良くなれる程いい人ばかりです!
松本で私が唯一1人で行けるお店です╰(*´︶`*)╯

みんなのイルカラ #1 焼肉ハウス「大将軍」

みんなのイルカラ #1
焼肉ハウス 大将軍
もうすぐ広島転勤 さん 20代 男性

先日は、イルカラで掲載されていた記事を見て、焼肉ハウス大将軍へ!

「美味しいお肉が食べたい。」
その日は彼女の誕生日でした!

リクエストを聞いてすぐに「大将軍に行くしかない!」と意気込んだのですが、
初めて行くお店だったので少々緊張しながら、20時頃お店へ。
店内はとっても賑わっていました!

美味しいお肉は大満足!!胃もたれも全くしない!!


それはみなさんご存知かと思うのですが、接客していただいた店員さんが何より印象的でした!例えば、お肉をただテーブルへ持ってくるわけではなく、
自分の経験を踏まえて提案してくれたりと、とにかく会話会話会話!

また、隣で食事をしていたお客さんには会話を楽しみながら、
その中でさりげなく合うお酒を勧めていたりと、
お店の人とお客さんの関係を超えた関係性がこのお店にはあるんだと食事をしながら感じていました。

美味しさはもちろん、この接客があったからこそのの大満足だったと、
フムフムと帰路につきながら勝手に納得していました!笑

店員さんとの会話の中では他店さんから勉強したことをお店に生かしていく姿勢や、接客、食に対するこだわりをダイレクトに伝わるお話を聞くことができました。
大将軍で上質な体験が出来る裏には常にお店として向上していく姿勢がしっかりとあるのだと感心しました。
これは、飲食だけでなく自分自身の仕事にも置き換えなければならないなと、、、。
勉強しました、、、。

とにかく大満足!!!!
お昼はランチもやっているそうなのでまた違った楽しみ方もできそうです!
また、行きます!!!