インタビュー2018.09.01 Text By ryosuke kobayashi ,
Photographs By ryosuke kobayashi

コミュニティーとしての役割|ちょこんと。 #2 店主A 工藤 美雪

cafeちょこんと。 (閉店しております)

工藤 美雪

Iターンカフェ巡り共同オーナー奈良県

漠然とした想いと、偶然の出会い

もともと地元は奈良で短大を卒業するまで、ずっと地元に住んでいたのですが、
就職のタイミングで「長野県に行きたい」と思ったんです(笑)
単身で来ちゃいました。(笑)理由は「何となく。」です!
でも、大阪の企業に通勤電車に揺られて何十年も私はこうやって過ごすのかと考えた時に、
私はちょっと違うなと思っていました。
あとは、部活で長野県に来ていたこともあって、友人が何人かいたのと、「信州って良いところだな。」と漠然と思ってはいました。
思い切って来ちゃいました。(笑)

その中で、もともと飲食店で働くようになったきっかけは、
当時、子育て中だった為に、時間の融通が利くといったところでした。
その時から「楽しいな。」と思いながら働いていて、私は夢とか大きなものではなく、人生の経験値として「いずれお店を持ちたい。」と漠然と考えるようになりました。
そしたら、働き始めて2,3年で調理師免許を取ってしまって。(笑)

当時の想いとしては、最初10年いろんなお店で働いて経験を積もうと思っていて、
あえて個人で経営している様々な形態のお店で働いていました。
その中で「私、自分でもできるな。」って思っちゃったんです。(笑)
自分でやった方が自分の理想とすることが出来るし、
「もっとこうしたいな。」という想いが出てきてしまった時期でした。

そう考えている時に、はしご横丁が空き店舗が多く、これから活性化しようという友人のプロジェクトがありました。
友人の「やれ!」という後押しがありましたが、いろいろ悩んだ結果、やりたい気持ちはあるけれど、「1人じゃな、、。」という想いもありました。
「だれか一緒にやる人いれば。」と思っていたところに、今、共同でやっている藤野さん(店主B)との運命的な出会いが!タイミングです!(笑)

ここが終着点とも持っていないですし、タイミングが合ってちょうど子供の手が離れて、
土日も働いて良いかなと思う時期だったので、「今やらないと後悔するかもしれない。」と思って、やってみちゃいました。(笑)
そこからは、開店までスムーズに進んで行きました。

実際、自分のお店を持ってみて、とても楽しいです。不安もあるし、大変なこともたくさんあるんですけど、自分たちで考えて実行したことがお客様の声としてダイレクトに返ってくるので、すごく身になりますね。
良いことも悪いことも全部返ってくるので。
それが良いこと、個人でやる良いことだと思います。
「これで良いんだ。」とか「ここはもっとこうした方が良い。」といったことを、
その時々で判断をして、行動へと移せることはマニュアルの厳しい店では出来ないことだと思うので、自分のお店を持てて良かったと思います。

コミュニティーとして機能させる

小さいお店なのでお客様との距離感が他のお店より近いんですけど、
せっかくここで出会ったのでそれがまた繋がっていけるような、アットホームな空間にしていきたいと思います。
ここで知り合って、友達になって、次一緒に来てくれたり、実際、ここで出会って結婚した人もいて!(笑)
若い人だけではなくて、おじさん同士も仲良くなって一緒に出掛けたりといった人もいます。
なので、ただごはんを食べにくる場所だけではなく、いろんな人が繋がるコミュニティーとして機能させたいと思っています。
1人にしてほしそうなお客様ももちろんいらっしゃるので、お客様を見ながらの判断ではありますが、気の合いそうなお客様同士であれば、繋げてあげたり、勝手に繋がっていくこともあります。
ここに来れば結婚出来るかもしれません。(笑)
そんな期待を抱いてきてくれても嬉しいです。(笑)

休みの日には

私はもともとカフェなどの飲食店に行くのがすごい好きで、時間があればカフェ巡りをしています。
時間があればぷらっと遠くまで行きます。

最後に一言

小さいお店ですけど、私が美味しいと思うものをいっぱい取り揃えて、おなか一杯になってもらえるように作っているので、
是非、ゆっくり遊びに来てください!!

cafeちょこんと。 (閉店しております)

■住所 長野県松本市大手4丁目6-18 華のうら町夢屋台はしご横丁 一番奥 Googlemap

■営業時間 10:00-18:00 定休日:日曜日

■TEL 080-6934-4157

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